悩む力

悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)


友達が読んでいて、かなり気に入っていたので読んでみました。


p.107
要は、そこから与えられた答えに納得して生きていけるのなら、それでいいのです。


p.128
人間というのは、「自分が自分として生きるために働く」のです。「自分が社会の中で生きていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。


p.140
相手が自分に何を問いかけているのかを考える。そして、それに自分が応えようとする。相手の問いかけに応える、あるいは応えようとする意欲がある、その限りにおいて、愛は成立しているのではないでしょうか。


p.157
自我を保持していくためには、やはり他者とのつながりが必要なのです。相互承認の中でしか、人は生きられません。相互承認によってしか、自我はありえないのです。


p.160
私は意味を確信している人はうつにならないと思っています。だから、悩むこと大いにけっこうで、確信できるまで大いに悩んだらいいのです。中途半端にしないで、まじめに悩みぬく。そこに、その人なりの何らかの解答があると私は信じています。



何かに悩んだときに、中途半端に投げてしまってはいけない。
悩み抜いて自分なりの意味を見つけて納得して、確信する。
それが大切。自分が満足できたなら、それでいいのだ。